◆エル・システマジャパン紹介
東日本大震災で被災した子どもたちが音楽での経験を通して、自信や尊厳を回復し、自分の人生を切り開いていく「生きる力」を育むことを目的に、エル・システマジャパンは活動を行っています。エル・システマは、1975年に南米ベネズエラで始まり、現在では50以上の国・地域で活動が行われている教育プログラムです。貧困や治安の悪化という問題を抱えていたベネズエラで、子どもたちを犯罪や非行、暴力などから守ることを目的に始まりました。希望するどの子も家庭の事情にかかわりなく、楽器を奏で、歌うことができること、そして、皆で参加するオーケストラの形で学んでいくことを重視しています。この開かれた芸術活動と教育理念が、震災によって厳しい状況にさらされている東北の子どもたちに希望を与える
ことができるとの思いから、2012年3月、エル・システマジャパンは設立されました。現在は、福島県相馬市、岩手県大槌町にて活動を展開しています。